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[商品コード] 1320001
価格
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著:吉田精次+ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
発行 アスク・ヒューマン・ケア


A5判/113頁
初版 2014年10月
ISBN 978-4-901030-21-2

【解説】
季刊誌Be!で連載された「CRAFT誌上家族教室」をもとに、単行本化にあたり内容を大幅に改編。
薬物・ギャンブル問題に悩む家族の方にも使えるようにしました。
CRAFTプログラムの自習用ワークブックとして、また家族教室のテキストや援助者のガイドとしても活用できます。


【CRAFT(クラフト)って何?】

CRAFT(クラフト)とは、アメリカで開発された「依存症者と家族のためのプログラム」で、
Community Reinforcement And Family Training(コミュニティ強化法と家族トレーニング)の頭文字をつなげたものです。
このプログラムの特徴を開発者であるメイヤーズ博士らの言葉を借りて挙げると、下記の3つになります。

●家族など依存症者の周囲にいる人が自らのコミュニケーションを変えることで、
 対立を招かず治療へつなげることが可能
●家族が持っていない力を教えこむのではなく、
 「すでに持っているけれど効果的に使えていない力」が使えるようトレーニングする。
●たとえ依存症者が治療につながらなくても、問題行動が減ったり、
 家族がもっと楽に暮らせる(感情・身体・対人関係面で)効果がある


具体的な内容としては、コミュニケーション法として「アサーティブ・トレーニング」が使われていたり、
よかれと思ってやったことが結果的に問題行動を進行させてしまう「イネイブリング」の考え方など、
既に使われているものも多くあります。
しかし、今までのやり方と大きく違うのは、「こうしなければダメ」と決まった形で教えるのではなく、

家族がそれぞれの状況の中で
『実現可能なこと』
『効果的と思われること』

を見つけ出し
『行動に移せるようにする』
ということです。

そして、CRAFTの大原則は『家族に無理なことをさせない』です。
家族が「これなら私にもできる」と思えるようなことを提案し、その行動を支えていくのがCRAFTによる支援です。

実際に、配偶者や親がこの方法を実践することにより、
治療を拒否していた依存症者がおよそ70%の確率で治療につながるという画期的な成果で注目を浴びています。



【目次】

《解説》CRAFTとは何か?
【1】状況をはっきりさせよう

《解説》緊急度を確かめる
【2】安全第一(暴力への対策)

《解説》アサーティブに伝える意味
【3】コミュニケーションを変える

《解説》プラスの面に注目する
【4】望ましい行動を増やす方法
【5】イネイブリングをやめるとは?


《解説》「家族も楽になっていい」
【6】あなた自身の生活を豊かにする

《解説》回復の選択肢とタイミング
【7】治療をすすめる

メイヤーズ博士のCRAFTワークショップから

アスク・ヒューマン・ケア・オンラインショップ