(本文より)
実のところ私は、街中で酒類自販機を見たことがない。あれはビジネスホテルの専売特許だと思っていた。私が酒類自販機を見たことがないのは、ASKと、共闘していた先達の、弛まぬ努力の結果だったということだ。
――新米編集部員の風間が、自分にとって「当たり前に享受してきたこと」が実現するまでの歴史を、先達から学び歩くシリーズです。
◆減酒治療《シリーズ4》
減酒と「運転免許」をめぐるモヤモヤ…
今回は2人のドクターに話をうかがった。共通するキーワードは「運転」である。
山本道也医師は、早くから依存症治療プログラムに飲酒運転防止を組み込んできた立場から、減酒の注意点を語る。
杠岳文医師は、免許のシステムと「減酒治療」との矛盾点を指摘しつつ、治療ギャップを埋めるための今後の展望を語る。
◇「あと3時間は帰ったらあかんよ」【山本道也】
◇重症度についてのコンセンサスが必要だ【杠 岳文】
殺人事件の犯人の一人だとする事実無根の書き込みによって、被害を受け続けたキクチさん。9年かかってやっと警察が動き、ネットでの誹謗中傷の加害者が一斉摘発される初の事件となった。
「自分の後ろに未来の被害者もいるって考えると、とてつもないプレッシャーでした。中傷されるために生まれてきたんじゃない。しあわせになるために生まれてきたんだと、自分に言い聞かせて、闘ってきました」
◆誤解だらけの窃盗症(クレプトマニア)
《ICD-11》で今度こそハッキリしたこと【竹村道夫】
◆Opinion
無念!「大麻使用罪」の創設【田中紀子】
◆再び! 依存症地域連携モデル
あのネットワークは今、どうなっている?<後編>
◇綱渡りの連続でも続けた意味【渡島保健所(北海道)】
◇予想外だった…新型コロナの「副産物」【岡山市こころの健康センター】
◆イッキ飲み・アルハラ防止キャンペーン2024
◆震災とアルコール問題
◆2023年に出たアディクション+AC関連の本
◆アサーティブトレーニングが教えてくれる
「相手といい関係をつくる」知恵
(16)言うこと聞かせるためじゃない【中野満知子】
その他
◆読者のページ/ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)のアクション