【プロフィール】 ■水澤都加佐のプロフィール
ソーシャルワーカー。'75年よりアメリカで、アルコール・薬物専門のソーシャルワーカーとして、EAP(職場のアルコール対策)、インタベンション(介入)、家族プログラム、集団療法、共依存やグリーフへの援助、コンフリクト・リソリューション(メディエーション)、カップル・カウンセリング、ナラティブ・セラピーなどのトレーニングを受ける。神奈川県立精神医療センターせりがや病院・心理相談科長をへて、'94年より(株)アスク・ヒューマン・ケア研修相談センター所長。特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)副代表。'05年、横浜にHealing&Recovery Institute を開設。
発行 大月書店
A5判/142頁
第1版 2010年9月1日
ISBN 978-4-272-42014-8
【目次】
はじめに……あなたにとってなぜグリーフケアが必要か
第1章 悲しみの体験とそれを癒す作業
・人生におけるさまざまな喪失
・悲しみの感情
・喪失後に現れる初期症状
◇喪失後に出る症状
・次の段階へ
・癒しのプロセス
◇喪失によるグリーフが癒されてゆくプロセス
◇グリーフの旅
・喪失の意味を見いだすとは?
・グリーフがうまく癒されない場合
・地雷をかかえて生きていると……
◇不健康なグリーフプロセス
・援助職は不健康なグリーフに陥りやすい
◇健康なグリーフ・不健康なグリーフの影響
・グリーフとうつの関連
◇グリーフとうつの比較
・グリーフワークにとりくむために
◇グリーフワークのチェックポイント
・グリーフレター(深い悲しみの手紙)
◇メモ
第2章 援助職として悲しみに対応する
・援助職としての基本的な対応
◇段階に応じての対応
・誤った対応とは?
・罪悪感にどう対処するか
・批判や抵抗、怒りに対応する
・境界線をひく
◇境界線・チェック
・境界の大切さ
・自分もグリーフワークにとりくむ
◇ディタッチメント・チェック~援助職としての距離のとり方
・あなたにできること
◇必要と考えられる援助
第3章 自分自身の悲しみの体験と向き合う
・自分の喪失に向きあう
・アダルトチルドレンという問題
◇人にばかり目を向けていませんか?
・喪失のライフマップをつくってみる
◇喪失のライフマップ
・喪失体験が自分に与えた影響を知る
・グリーフレター
・さまざまな例から考える
・セルフケアをする
◇セルフケア・チェック
おわりに……悲しみにおしつぶされないために
【プロフィール】
■水澤都加佐のプロフィール
ソーシャルワーカー。'75年よりアメリカで、アルコール・薬物専門のソーシャルワーカーとして、EAP(職場のアルコール対策)、インタベンション(介入)、家族プログラム、集団療法、共依存やグリーフへの援助、コンフリクト・リソリューション(メディエーション)、カップル・カウンセリング、ナラティブ・セラピーなどのトレーニングを受ける。神奈川県立精神医療センターせりがや病院・心理相談科長をへて、'94年より(株)アスク・ヒューマン・ケア研修相談センター所長。特定非営利活動法人ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)副代表。'05年、横浜にHealing&Recovery Institute を開設。
■スコット・ジョンソン(Scott Johnson)のプロフィール
1988年から10年間、依存症治療機関として世界的に名高い「ベティ・フォード・センター」にファミリーカウンセラーとして勤務し、初の子どもプログラムを開発。’98年からは児童保護局のソーシャルワーカーとして、虐待などさまざまな問題をかかえる親たちと子どもたちへの介入・支援を行なってきた。これまで20年以上、男性が自らの問題を考えるグループも主宰。’05年からは援助職としてのセルフケアも兼ねて、激務の第一線をいっとき離れ、高齢者・障害者へのサービスに関わっている。