アルコール依存症は「意志が弱い人がなる病気」という誤解と偏見にさらされてきた。
依存症に限らず、最近では政治家による「飲み倒して運動もしない人の医療費を(健康保険で)払うのはあほらしい」との発言も飛び出し、自己責任論が花盛りだ。
薬物依存症となると、誤解と偏見はさらに拡大し、当事者も家族も深刻なスティグマを負わされる。
スティグマはどうやって生まれるのか、どうすれば減らせるのか。
【1】「お酒」ではなく、すべて「あなた」の失敗なのか?(啓発ポスター)
【2】これは薬物依存症者に対する「ヘイトスピーチ」ですらある(テレビ番組)
【3】「意志が弱いから」という誤解はスティグマの温床。依存症はその代表例だ。【熊谷晋一郎】
自身の体験を描いたエッセイマンガ『カフェイン依存症』をツイートしたら、フォロワーが一気に5000人に増えて面食らった。これがきっかけとなり、2018年度の厚生労働省「依存症の理解を深めるための普及啓発事業」で啓発マンガの連載を担当することに。
十代の頃にはオンラインゲーム、大学時代は買い物にはまった。
「塩分と香辛料」で刺激を求め続け、腎ネフローゼで緊急入院したことも。
そんな三森さんがどうやって生きのびてきたのか、話を聞いた。