◆《連載》歴史を学び歩く【番外編】 戦後80年の今 戦争トラウマと依存症を考える 今号は、いつもとは少し違った角度からの歴史探訪を試みたい。というのも、今年の夏は終戦から80年の節目。戦争が、直接的な被害だけでなく、その後の私たちにどのような影響をもたら したのか? 私の中で、ずっと気になっていたテーマだった。この機会に、話を聞きに出かけることにした。【風間暁】 PART1 存在を消された戦争神経症 認知されなかった依存症【中村江里】 PART2 ようやくあの頃の戦争トラウマを振り返ることができる【信田さよ子】 PART3 「慢性酒精中毒」で入退院を繰り返した父 【山本修】 <番外編に寄せて> 酒と薬を使う以外に、僕は、どうしていいかわからなかった。【後藤勝】 ◆痛みをとるより大事なこと トラウマ・インフォームド・ケアの視点で依存症を見る【野坂祐子】
お笑いコンビ、平成ノブシコブシの徳井健太さんは、精神疾患を発症した母と単身赴任中の父に代わって、幼い妹の世話をしていた。 笑えるネタとして当時の話をしたら「ヤングケアラーだったんですね」と指摘され、初めて自分の体験は特殊だったことに気づいたという。 「当時はとにかくやるしかなかったし、特別なことだとは思いませんでした。だけど、母の様子はどんどんひどくなっていきました。暴れることもあって、父に電話で報告をするのですが、どうしようもできない。時々、部屋のドアの隙間から、買い物リストと1万円がスッと出てくるのですが、そのリストの中に酒も入るようになりました」 そして徳井さんは、夢をあきらめることになる…。
◆オンラインカジノ問題 初の大規模調査で何が見えたか? *今、何よりヤバいのがギャンブルです!【田中紀子】 *当事者たちの体験(違法と知ったのは1ヵ月後だった/コロナ禍でオンカジへ)
◆実践レポート1 仲間がいるから笑える 「フツーじゃない人生ゲーム」【三光病院 臼井志乃】 ◆実践レポート2 大学生が取り組んだ 「アルコールと世代連鎖のシリアスゲーム」 【同志社大学社会学部「野村ゼミ」のみなさん】
発行元 ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)
発売元 アスク・ヒューマン・ケア
A5判/114頁
発行 2025年6月
ISBN978-4-909116-47-5
「ずるい!」と感じるとき、私たちの心に何が起きているのか?
自分より得をしているように見える相手への「ずるい!」という攻撃。
そこには妬みや嫉妬といった、向き合うのが難しい感情がからんでいるようだ。
その中身や背景を知っていくと、思わぬ発見が…。
自分の気持ちを探るだけでなく、嫉妬されて困っている人や、支援者にも役立つ内容。
◆PART1 「ずるい!」の声に蓋をしないで
【鴻巣麻里香】
◆PART2 「妬み」は、罪深い感情ではない?
【澤田匡人】
◆PART3 「嫉妬しやすい」のはなぜ?
【水島広子】
《声》私が「ずるい」と感じる・感じたとき
《手記》私は、子どもたちが妬ましかった
◆《連載》歴史を学び歩く【番外編】
3月9日に開催したASK依存症予防啓発セミナー「当事者と支援者がともに考える〈依存症とトラウマ〉」。冒頭の野坂祐子氏による講演は「スライドも含めて何度も見直したい」とのリクエストが多かったため、誌上で全編をご紹介する。戦後80年の今 戦争トラウマと依存症を考える
今号は、いつもとは少し違った角度からの歴史探訪を試みたい。というのも、今年の夏は終戦から80年の節目。戦争が、直接的な被害だけでなく、その後の私たちにどのような影響をもたら したのか? 私の中で、ずっと気になっていたテーマだった。この機会に、話を聞きに出かけることにした。【風間暁】
PART1 存在を消された戦争神経症 認知されなかった依存症【中村江里】
PART2 ようやくあの頃の戦争トラウマを振り返ることができる【信田さよ子】
PART3 「慢性酒精中毒」で入退院を繰り返した父
【山本修】
<番外編に寄せて>
酒と薬を使う以外に、僕は、どうしていいかわからなかった。【後藤勝】
◆痛みをとるより大事なこと
トラウマ・インフォームド・ケアの視点で依存症を見る【野坂祐子】
自分ではどうしようもなかった/「症状」で境界をつくる/防具としてのアディクション/「トラウマのめがね」/症状だけが被害の「証拠」/フラッシュバックについて ほか
「僕は中学生でヤングケアラーになった」
【取材・文 塚本堅一】
お笑いコンビ、平成ノブシコブシの徳井健太さんは、精神疾患を発症した母と単身赴任中の父に代わって、幼い妹の世話をしていた。
笑えるネタとして当時の話をしたら「ヤングケアラーだったんですね」と指摘され、初めて自分の体験は特殊だったことに気づいたという。
「当時はとにかくやるしかなかったし、特別なことだとは思いませんでした。だけど、母の様子はどんどんひどくなっていきました。暴れることもあって、父に電話で報告をするのですが、どうしようもできない。時々、部屋のドアの隙間から、買い物リストと1万円がスッと出てくるのですが、そのリストの中に酒も入るようになりました」
そして徳井さんは、夢をあきらめることになる…。
◆オンラインカジノ問題
初の大規模調査で何が見えたか?
*今、何よりヤバいのがギャンブルです!【田中紀子】
*当事者たちの体験(違法と知ったのは1ヵ月後だった/コロナ禍でオンカジへ)
◆実践レポート1 仲間がいるから笑える
「フツーじゃない人生ゲーム」【三光病院 臼井志乃】
◆実践レポート2 大学生が取り組んだ
「アルコールと世代連鎖のシリアスゲーム」
【同志社大学社会学部「野村ゼミ」のみなさん】
(12)隠れた若者の困窮にアプローチ トイミッケ
◆《新》当事者による連載エッセイ
くすりのあとで【木津淘汰】
(1) いつか大人になる日
◆依存症支援の現場から《リレー報告》
作業療法士のお仕事
(4)地域に出よう!【前田大輝】
◆(最終回)忘れたい記憶のそばで【ギンバイカ】
その他
◆読者のページ/ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)のアクション